サッカーは一瞬の攻防が連続して行われている。それはボールがある場所だけでなく、ない場所でも同様だ。特にゴール前では、FWとCBがつねに良いポジション取りをめぐってつばぜり合いを繰り広げているものだ。
しかしながら、その多くはテレビカメラのアングルには収まっておらず、結果ばかりがクローズアップされてしまう。FWがゴールを決めたときは、そこに至る必然の過程があり、それをDFが防いだ場合も同様だ。それまでの攻防を制した結果が、最後に現象として現れるのである。
だからこそ、その場に身を置いている選手の言葉は貴重なものとなる。鹿島アントラーズが企画・制作するクラブオフィシャル番組「ANTLERS REPORT」の次回放送分でスポットを浴びるのが岩政大樹だ。
「どこまで明かすか悩んだ」
そう本人が吐露したように、その独自の守備理論がどこまで紐解かれるのか興味深く待ちたい。
(鹿島担当 田中滋)
2013/04/09 17:05