2日に仙台加入が発表されたGKヤクブ・スウォビィクが、練習に合流。4日に、記者会見を行った。
スウォビィクはポーランド出身の27歳。前所属は母国のシロンスク・ヴロツワフで、これが自身にとって初めての国外移籍となる。U-20、U-23ポーランド代表経験者で、A代表としても13年2月2日のルーマニア戦でフル出場した経験がある。5月18日までポーランド国内リーグでプレーし、シーズン終了後に「いくつかのオファーの中で、自分の成長のためにも、家族のためにも、仙台からのものが一番だった」と、仙台への加入を決意した。決断にあたっては、ポーランド時代から交流があったカミンスキー(磐田)にも相談したという。
仙台は13日のJ1第19節・鹿島戦を最後に日本代表シュミット・ダニエルのシント・トロイデン(ベルギー)への移籍が決定しており、GKが関憲太郎と川浪吾郎の二人だけになるため補強に動いていた。移籍ウインドーが開いてJリーグへの選手登録が済めば、最速で20日のJ1第20節・C大阪戦への出場が可能になる。スウォビィクは「20日の試合に出るため全力を尽くしたい」と、コンディションを上げていく構えだ。14日に宮城県石巻市で予定されている、山形との復興支援マッチに登場する可能性もある。
イケル・カシージャス(元スペイン代表)やジャンルイジ・ブッフォン(元イタリア代表)に憧れていたというスウォビィクは、練習では滞空時間が長いセービングなどを披露。英語や日本語で周囲とコミュニケーションを取りながら、連係を深める。
写真・板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2019/07/05 07:00