岡山は第7節の札幌戦でシーソーゲームを制して3連勝を収めた。5分間で2失点して逆転された直後に同点に追い付くゴールを奪ってプロ初得点を記録した田中奏一は、「大学の早慶戦でゴールを決めたときと同じような感覚があって、観客がワッとなる感じをストレートに感じることができてうれしかったです」と喜んだ(田中は慶應大出身)。
ここ3試合先発起用が続き、札幌戦では縦への突破力を存分に発揮した田中は、ようやく首脳陣の期待に応え始めている。「監督から口酸っぱく(縦に)行けと言われている(苦笑)。もう迷わずに行きます」と、吹っ切れた様子だ。影山雅永監督は「もっと攻守でチームの勝利に貢献できる選手になってほしい」と期待を強めている。
(岡山担当 寺田弘幸)
2013/04/08 17:58