12月27日、相馬直樹監督や大友健寿社長ら、町田のクラブ首脳陣が石阪丈一町田市長を表敬訪問。その表敬訪問の場では2018シーズンがクラブ史上最高順位の4位であったことを報告し、1年間のさまざまな支援に対する感謝の思いを伝えた。
ホームでの最終節・東京V戦を現地観戦した石阪市長は、「アディショナルタイムの5分まで、優勝という夢を見させていただきました」とコメント。一方の相馬監督は「もし優勝できていれば違った景色を見られたかもしれない」と悔しさをにじませながらも、「仮に優勝をしていたらそれで満足していたかもしれません。来年、もう少し頑張りなさいと言われたようなもの」と話し、あと1点が足らず優勝に届かなかった悔しさを、来季の糧にすることを誓っていた。
12月中旬にはJリーグからJ1ライセンス取得におけるスタジアム基準の改定が発表された。そのため、2021年2月からの使用開始を目指し、1万5,000人規模のスタジアムに改修されるホームの町田市立陸上競技場は、J1ライセンス取得の要件を満たすことになる。新練習場の準備も進む中、来季の町田は“名実ともにJ1を目指すシーズン”になる可能性がある。
表敬訪問後、取材に応じた相馬監督は「(今回の表敬訪問は)今年1年間、町田のみなさんの間で話題にしてもらっていたんだなと感じる時間でした」と感想を述べている。なお、本格的にJ1を目指すシーズンになりそうな来季に向けては、「(J1ライセンス取得が)現実味を帯びるだけ、プレッシャーが掛かってくる。だからこそピッチでやるべきことに集中することが大事」と話し、今季と同様にピッチでの戦いに集中することの重要性を説いていた。
写真:郡司聡
(町田担当 郡司聡)
2018/12/27 19:39