21日、清水の練習場・三保グラウンドに見慣れた顔があった。現在、清水はGKの負傷が相次ぎ、六反勇治と西部洋平の二人だけでGK練習を行っていたが、そこに3人目として入っていたのは高木和徹。高木和は、今季途中に千葉に育成型期限付き移籍していたが、公式戦の出場はなく「なかなか難しかった」と振り返った。
ただ、千葉では「高い位置を取ることを求められていて、足元の技術に関してはプラスになった」と話す。さらに、清水に戻ってきて最初の練習では早速、ペイトンGKコーチの細かい指導を受けており、「基礎的なポジショニングとかを教えてくれている。しっかりと吸収していきたい」と意気込んでいる。
これについて六反は、「シーズンが終わって休みに入る選手も多いなか、自分のことを考えて、しっかりトレーニングに来るというのは大事なこと。徹の今季は終わってしまったが、彼のサッカー人生は続くので、良い期間になると思う」と話す。千葉に行く前にも、六反の背中を追ってトレーニングに励むなど、彼から受けた影響も大きい。再び「師匠」とトレーニングをともにして、さらなるレベルアップを目指す。
(清水担当 田中芳樹)
2018/11/21 19:34