今節、ホーム最終戦に挑む水戸。前節の勝利で過去最多勝点に並び、今節は記録更新をかけた一戦となる。水戸在籍20年目の本間幸司は「次の試合で勝点1を詰めれば、最多勝点はクリアできるわけですが、ホームなので勝点1なんて考えていない。しっかり勝点3を取って目標を達成したい」と意気込みを語った。
今年41歳となった本間だが、今季は11試合の出場にとどまっており、ベンチで過ごす試合が続いている。「僕自身悔しい思いを多くしました」と語るものの、「その思いをモチベーションにしてやってくることができました。いろいろ学ぶことが多かったシーズンだったし、いいトレーニングができて成長できたという実感もある」と明るい表情でこれまでの歩みを振り返った。
そして、「(川口)能活さんが引退してしまうのは寂しい。自分も引退という文字はリアルですから。いつかそういうときは来ると思う。でも、今は選手として成長し続けるという気持ちはあるし、まだまだやれるという気持ちもある」と語る本間は、「来年もきっとこのクラブでプレーできると思っています。まだ契約の話はありませんが、選手として必要としてくれれば幸せです」と現役続行の意志を示した。
「40代選手の代表として、まだまだできると、落ち目ではなく、これからだということを見せていきたい」と目を輝かせて語る本間。その情熱がある限り、水戸のレジェンドは進化し続ける。
写真:佐藤拓也
(水戸担当 佐藤拓也)
2018/11/09 20:04