2日に発表されたU-19日本代表に名前のあった浦和の荻原拓也が、選出の喜びとU-20W杯出場権を懸けて臨むAFC U-19選手権への意気込みを語った。
荻原は、ユース昇格1年目ながら強烈な左足と突破力を武器にこれまでリーグ戦7試合に出場。左サイドを主戦場とし、ウイングバックやシャドーの位置でもプレーして、エースの興梠慎三との交代でピッチに入ることもあった。第16節から13試合連続でベンチ入りと、試合に絡み続けている。
ただ、試合終盤での交代出場がほとんど。チームでレギュラーとして出場機会を重ねるユースからの同期・橋岡大樹(U-19代表にも選出)の存在もあったことで、今回の選出は「率直にうれしい」と笑った。「チームであまり出場機会がない中で呼ばれたことがうれしい。今回はチャンス。自分の成長、それにチームの結果がついてくればいい。(代表でプレーするSBでは)タイミングを見て攻め上がり、アグレッシブに守備もしたい」。
今大会で上位4チームに入ることで、来年のU-20W杯ポーランド大会に出場できる。5大会ぶりに出場した前回大会に続く出場権獲得に向けて、荻原は「まず、グループステージが甘くない(日本、イラク、北朝鮮、タイ)。そこを勝ち上がり、とにかくU-20W杯につなげたい。それに、優勝できれば自信もつくはず」と話した。同代表でプレーするチームメイトとは、オフに沖縄旅行へ、また今夏のメキシコ遠征ではオフのタイミングでルチャリブレの観戦に出かけるなどピッチ外での交流も重ねてきた。「つながりはある」。チーム一つになって、世界への切符をつかみたい。
なお、荻原と橋岡は7日の明治安田J1第29節・仙台戦を終えて代表に合流する予定だ。
(浦和担当 田中直希)
2018/10/05 21:29