仙台のジャーメイン良が、J1第28節・横浜FM戦で出場機会をつかむべく練習で己を磨いている。
ジャーメインはそのスピードを最大の武器に、プロ1年目から実戦経験を重ねている。しかし最近はFW陣の激しい競争の中で、なかなか出番をつかめず悔しい思いをすることも。「練習からどれだけアピールできるかというところで、試合に出る上でまだ課題が多い」と反省しながら、練習に打ち込む。
次節の相手は、横浜FM。仙台は今季の公式戦で横浜FMとの対戦が多く、J1リーグ戦、ルヴァンカップ、そして天皇杯を合わせてすでに4回対戦済み。そしてその4戦中3戦で、ジャーメインはゴールを決めている。その得点の形もそれぞれ違っており、ルヴァンカップグループステージ第5節(4○2)では、逆サイドから流れてきたボールを受けてGKとの駆け引きを制した。J1第16節(2●8)では「居残りで練習してきた形」という、右サイドからのボールをニアサイドの相手DF間で受けて素早くシュート体勢に入って決めた。そして天皇杯4回戦(3○2)では、CKの場面で「狙っていた」という相手ゾーンディフェンスのスキに入り込むと、ボールには先に相手GKに触られたものの、はね返りを頭でゴールに押しこんだ。
相手との相性については「そんなにやっていて得意という意識はないけれど、結果としてとれているので、そこはポジティブに捉えています」というジャーメイン。次節は、出場のチャンスをつかむことはできるか。
写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2018/09/27 17:48