2日、仙台と山形が練習試合を行い、常田克人が初めて仙台のゲームキャプテンを務めた。
仙台は前日の明治安田J1第25節・清水戦(2○1)に出場しなかった選手や途中出場の選手、ユース所属選手がプレー。ゲームは40分×2本の形式で、仙台が2-0で勝利した。得点者はジャーメイン良(1本目・PK)、リャン・ヨンギ(2本目)だった。
この試合で、仙台のキャプテンを務めたのは常田克人。今季に出場機会を増やしている3年目が、プロ入り後初めて腕章を巻いた。練習試合とはいえ隣町との“みちのくダービー”ということもあり多くの観客で盛り上がる中、常田は無失点の勝利に貢献した。
この試合で仙台の指揮を執った福永泰コーチは、リーダーシップをとるべき選手として、常田をキャプテンに指名。「昨日(1日)に(CSKAモスクワ移籍が決まった西村)拓真がああいうかたちでこのチームから世界に飛び出したことで、同じ世代の選手は強い刺激を受けただろうし、今後にポジションをとる意識をもってもらいたかった」とも選出理由を明かした。
常田本人は「もっと、チームとして声が出にくい時間帯にも活気を与えられるような声をかけることができた」と、反省を込めて自己評価した。仙台も山形も、今季の天皇杯ではベスト8に勝ち残っており、今後に同大会で対戦する可能性を残す。そのことについては、常田は「結果として、今日の一試合でまず勝てたことはよかった。次に対戦するときの自信にもなります」と先を見た。
写真:板垣晴朗
(BLOGOLA編集部)
2018/09/02 18:41