8月のJ2リーグ戦を3勝1分と無敗で終えた京都。その勢いをさらに加速させるべく迎える9月1日のJ2第31節・横浜FC戦は、敵地・ニッパツ三ツ沢球技場に乗り込んでの一戦となる。そして、このゲームを前に、熱い思いを抱いている選手がいる。2010年6月からの約3年間、横浜FCの選手としてプレーしているカイオだ。
5年ぶりに足を運ぶこととなるニッパツ三ツ沢球技場について、カイオは「自分がすごく幸せな時間を過ごしていた場所」と明かす。スタジアムだけではなく、横浜で出会った人たちへの感謝の念も消えてはいない。「サポーターも含めて、いろんな会いたい人がいます。いまもFacebookで、『会いたい』とか、『活躍を祈っています』とか、いろんなメッセージが届くんです」。
また、横浜FC時代にチームメートとしてプレーしている“キング”三浦知良も、カイオにとっては特別な存在なのだという。「カズさんは僕を温かく迎えてくれて、お世話になった人。再会がすごく待ち遠しい」。そう言って、目を輝かせる。
ただし、J2残留争いを強いられている京都にとって、横浜FCは倒さなければいけない敵。「いまはサンガの選手。サンガが勝つために頑張る」と強調する。「三ッ沢は親しみを感じているスタジアムだし、スタジアムのあらゆるところを自分は知っている。それを生かして、サンガのために活躍したいと思っています」。いまも感謝する横浜の人たちへ。カイオは自身の最高のプレーを見せて、恩返しをするつもりでいる。
(京都担当 川瀬太補)
2018/08/28 19:57