先日のクラブユース選手権では大宮ユースが決勝進出を果たし(結果は準優勝)、16日にスタートするSBSカップ国際ユースサッカーに臨むU-18日本代表に吉永昇偉、同じく16日スタートのU-17日本代表のチェコ遠征には高田颯也が参加するなど、アカデミーの活躍が目覚ましい。ユース所属選手のトップチームトレーニング参加も、今季は例年に比べて頻度が高くなっている。
その中で、ユース上がり1年目の奥抜侃志は「いい刺激をもらえます」と話す。クラブユース選手権の決勝も観戦し、「いい選手がいっぱいいるので、自分も負けていられないな」と思いを新たにして、トップチームの一員として日々励んでいる。
レギュラーとして公式戦に絡む時期もあった奥抜だが、負傷離脱などもあって現在はベンチ外が続く。ただ、一時は周囲に合わせ過ぎてドリブルという唯一無二の特長を見失いかけることもあったが、現在は迷いも消えた。トレーニングでもガンガン仕掛ける姿勢には勢いがある。
最大の課題として認識するのは、スタミナ面。「昔からスタミナがない」と自覚し、全体練習後にはみっちり走り込んで体力強化に努めている。石井正忠監督率いるトップチームでは攻撃陣にも守備面での言い訳は許されない。守備を妥協なくこなしても、攻撃に移行した際にパワーを使えるようになっていくことが“再ブレイク”へのカギ。後輩たちから受けた刺激を、公式戦での活躍という結果につなげたい。
写真:片村光博
(大宮担当 片村光博)
2018/08/15 18:39