来季より愛媛への新加入が内定しているFW中川裕仁(興國高)が8日付けでJFA・Jリーグ特別指定選手として承認されたことが9日、クラブから発表された。
中川は7月中旬に練習生として愛媛のチーム練習に参加し、今週からあらためてチームに再合流。この日は早速紅白戦にも加わるなど、精力的にフルメニューをこなした。
ポジションはFW。前線で見せるスピードと左足から繰り出すパンチ力のあるシュートが武器で、今回、プロの空気を触れるにあたって「左足のシュートはプロでも通用する」と早速手ごたえをつかんでいる。
中川は今回、愛媛の特別指定選手になったことに際し、次のようにコメント。
「プロの中ですごく刺激をもらっている。まだ自分らしさを全部は出し切れていないけど、慣れてきて徐々に出せるようになってきている。しっかりアピールしていけば今季中に試合に出るチャンスも上がっていくと思う」
興國高からのJクラブ来季加入内定は山口のDF起海斗、岐阜のFW村田透馬に次いで中川が3人目。すでに起、村田もそれぞれのクラブで特別指定選手として承認されているが、いずれもまだJデビューは飾っていない。
「(3人の中で)自分はプロ入りが決まったのが一番遅かった。でも、今回強化指定をしてもらえたので、1番最初に試合に出てほかの二人に勝ちたい」
ひと足早くプロのライバル心を胸に宿し、来るべきJデビューに向けて走り出した。
写真:松本隆志
(愛媛担当 松本隆志)
2018/08/10 07:10