3日、鳥栖は鳥栖市内でDFジョアン・オマリの加入会見を行った。
2日に加入が発表されたジョアン・オマリは現役のレバノン代表で15試合2得点を記録する左利きのCB。レバノン代表ながらドイツ生まれ、ドイツ育ちでドイツの国籍も有している。チョン・スンヒョンが鹿島に移籍したことで層が薄くなったCBに、頼もしい選手が加わることになった。
加入に際してオマリは「自分の長所を自分で話すのはあまり、好きじゃない」と前置きしたうえで「よく言われるのはリーダーシップがあってチームを助ける意欲がある。そして、チームに幅を持たせる、そういう動きができると言われています」と自身の持ち味について語っている。これまでドイツ、トルコ、UAEでのプレー経験を持つ経験豊富なCBにとっても日本でのプレーは新たなチャレンジになる。移籍を決断した理由については「日本が良い国であるということ。日本が良いレベルのサッカーだということは実際に自分もW杯を見て、感じました。だから、日本に来ることを決断しました。他のチームから多くのオファーや興味を受けていましたが鳥栖に来ることを決めた理由としては監督から良い印象を持たれているということを実際に話してみてわかったからです」とW杯での日本代表の活躍により、関心を持ったことも背景にあったようだ。
すでに来日して1週間ほど経っており、その間に行われたJリーグの試合もチェック済み。「見て思った印象としてはすごく速いサッカーをしている。そして、走っても疲れない、そういう選手が多いなと思いました。非常に強くて良いリーグだなという印象を持っています」とJリーグの印象について語ったオマリ。会見中は終始、笑顔を見せるなど明るい性格の持ち主であることをうかがわせた。降格圏に沈むチームを救うことができるか。週末のC大阪戦からメンバー入りが期待されるオマリに注目したい。
写真:杉山文宣
(鳥栖担当 杉山文宣)
2018/08/03 20:31