24日、鹿島から金崎夢生が鳥栖に完全移籍することが発表された。
「新しいチャレンジをしたいという強い気持ちがあった」と金崎。「楽しかった。3年半は(所属したクラブの中で)いちばん長い。名古屋と大分は3年だったから」と感慨深げに振り返った。
鹿島としては痛恨の戦力流出だ。W杯による中断明けから2試合、金崎は先発の座を譲っていたが、夏場の連戦や8月に控えるACL・天津健権戦を戦う上でも、今季から背番号10を背負ったエースストライカーを欠くことは痛い。
前日、金崎と二人で話し合う時間を設けた大岩剛監督は「彼の姿勢はいちばん買っていた自負がある。彼の存在の大きさはどこにどう影響があるか分からない」と話した。
植田直通、ペドロ・ジュニオールに続き、シーズン途中での移籍は3人目。当然、クラブは強く慰留したが最終的には金崎の意志を尊重した。
鳥栖からCBチョン・スンヒョンの獲得が発表されたが、攻撃陣は手薄になる。今後の戦いが心配されるが、クラブ幹部は「補強はします。今週中には決まると思う」と明言。今後もしばらく鹿島の周辺で動きがありそうだ。
(鹿島担当 田中滋)
2018/07/24 19:27