前節・京都戦を1-0で勝利し、首位を堅持した松本。試合前にはMFパウリーニョの負傷による長期離脱、MF前田直輝の名古屋への完全移籍など残念なニュースが続いていただけに、この白星の意味は大きかった。
この試合で、ボランチとして先発起用されたのはMF岡本知剛。昨季はケガに泣いたものの今季は開幕前キャンプから好調を維持しており、得た出場機会では確実にアピールしてきた。実際に京都戦でも攻守に持ち味を発揮するなど、中盤で存在感を放った。
「チームとしての結果もついてきたし、消極的なプレーが少なかったのはよかったと思うが、これからは決定的な仕事もしていきたい。前線の選手にボールを入れることもできたが、ああいう形をもっと増やしたい。あとは枠を捉えるミドルシュートも積極的に打っていければ」
中3日で迎える今節は、状態も上向きの大宮と激突する。敵地での開催という点も含めて難しい試合となることが予想されるが、「今季のJ2は難しくて、本当に紙一重の差しかない。その中で妥協せずにサボることなく、一瞬のスキも与えないでやっていくことが勝利に向けて必要になると思う」と決意を示した。
(松本担当 多岐太宿)
2018/07/24 09:44