7月20日、仙台に途中加入した矢島慎也とハーフナー・マイクの選手登録が完了。22日のJ1第17節・鳥栖戦に出場できることになった。
矢島は6月25日に仙台に加入し、6月29日から7月4日までの熊本キャンプにも参加。長い準備期間の末、出場が可能になった。「まずは出たら、チームが勝てるように」と、前節・横浜FM戦(2●8)で大敗したチームを立て直すべく、勝利に貢献する構えだ。
矢島はキャンプ最終日の4日の練習試合・鹿児島県国体選抜戦と、7月12日の練習試合・ソニー仙台(JFL)戦に出場。それぞれ高い技術を生かして味方に気の利いたパスを出しており、ソニー仙台戦ではボランチの位置から攻め上がって鮮やかなゴールを決めた。
連係は日に日に深まっている一方、矢島は「試合をこなすことでもっとよくしていける」と先を見ている。「自分は使うことも、使われることもあるポジション。それぞれの動きをもっと合わせていきたい。例えば、前を向いたときに動き出す選手を見逃さないように」。公式戦の中でも得意のパス能力などを発揮できるよう、周囲との意思疎通を図る。
次節の相手は、堅固な守備組織を有する鳥栖。「どのチームでもしっかりブロックを作られてしまったら崩すのは難しいので、まずはじれずに(ボールを)回していって、隙を突きたい」と意気込む矢島には、そのパスワークの結節点としての役割が期待される。
写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2018/07/20 19:34