(写真)馬渕明子日本女子サッカーリーグ理事長(左)とペドロ・マラデア ラ・リーガ・フェメニーナダイレクター(中央)
20日、日本サッカー協会で日本女子サッカーリーグとラ・リーガとの連携協定発表記者会見が行われた。
ラ・リーガの女子部門(イベルドローラ)は近年、リーグとしての魅力を徐々に高めつつあり、TV中継試合数も年々増加。大きなスタジアムでの試合も行われるようになっている。また、ラ・リーガを構成する42クラブのうち、31クラブが女子チームを抱えるなど、リーグとして女子部門を発展させようとする動きも活発になっている。
会見に参加したラ・リーガ・フェメニーナダイレクターのペドロ・マラデア氏は「日本の女子サッカーリーグとの提携は名誉なこと」とした上で、「女子サッカーとの商品としての価値を広めていきたいという思いがあったし、メディア、スポンサー、観客に働きかけてきた。これからも女子サッカーをプロの事業として広めていきたいし、女子サッカーは大きな可能性を秘めている」と、ラ・リーガ・イベルドローラが発展を遂げた要因やさらなる発展への意欲を語った。
また、日本女子サッカーリーグ理事長・馬渕明子氏は「日本とスペインの外交樹立150周年、日本女子サッカーリーグ30周年の節目の年に両国の女子サッカーの発展に寄与できること、世界トップクラスのラ・リーガとの提携協定を結ぶことができたのはうれしい。グローバル化する世の中で、世界に通用する選手を育てていきたい」と、この連携の意味に触れた。
Jリーグはラ・リーガをはじめ各国との提携を進めているが、日本女子サッカーリーグと海外リーグとの提携は今回が初めて。今後は①トップから育成年代までのフレンドリーマッチ&トーナメント等の交流②指導者交流による知識・情報交換③ワークショップ、ミーティングなどを通じての知識交換などを行い、リーグとしてのさらなる魅力向上、発展を図っていく予定だ。
(BLOGOLA編集部)
2018/07/20 16:59