山口は7月10日、高井和馬が東京Vから完全移籍で加入し、12日の練習から合流すると発表した。
高井は、日本体育大学時代の2016年関東大学サッカーリーグ1部で得点王に輝き、プロ1年目の昨季は、群馬で10ゴールを挙げた。
山口の霜田監督は「ツボにはまったときの得点力や技術面」を評価し、今季開幕前に高井へオファーを出していたが、高井は東京Vを選んだ。今季の出場が途中交代からの3試合のみと出場機会に恵まれない中、再び霜田監督からのオファーが届き、山口への移籍を決断した。
「山口は気になるチームの一つとして開幕戦から欠かさず試合をチェックし、魅力を感じていた」と話す高井。「東京Vでは試合にあまり絡めなくて、何も結果を残していないのに離れることになった。難しい決断だった」と吐露し、「自分が東京Vでこういう状況だったにもかかわらず、もう一回話をくれた。新しくチャレンジしたいと思った」と前を向く。
霜田監督が認める得点力について聞くと「FWだと思われがちだけど、FWじゃないんです」と苦笑いしながら、「パスの出し手にも受け手にもなれると思っていて、やりたいのはトップ下。監督からは10得点に絡めと言われている。それはできない数字じゃないと思うし、練習から自信を持って臨みたい」と話す。
「レノファは得点を多く取るチームで、やっている人も見ている人も楽しいサッカーをしている。守備やハードワークも求められるし、チームのためにやっていきたい」とも。
高井のデビューは、最速で7月21日の明治安田J2第24節・水戸戦になりそうだ。
(山口担当 松原純)
2018/07/15 08:52