13日に大前元紀の6月のJ2・月間MVP受賞が発表された。今季の大宮からは初の選出。 昨季は失意のシーズンとなったが、今季はシーズンが進むに連れて徐々にパフォーマンスが向上し、無敗を続けるここ7試合で6得点を挙げるなど、力強くチームをけん引している。
石井正忠監督は「ゲームメークから得点のところまで、あとは守備でのFWのプレッシャーの掛け方も、攻守にわたってゲーム全体に影響力のある選手になってきた。彼がこのタイミングで獲るべき賞だったと思います」とエースの受賞を称え、復活劇の要因にも言及した。
「彼は技術も判断も非常にいい。だから本人もシーズン前に言っていましたが、まずはコンディションの部分が大きいんじゃないかと思います。そこが昨年に比べて変わった。もともとのレベルは高いものがあるので、いい状態でゲームに向かうための、彼の努力というところだと思います」
確かに前節・千葉戦(3○1)での得点などは、体のキレが非常にいいことを感じさせるファインゴールだった。指揮官も認める“いい準備”が支えるエースの躍動は、まだまだ止まりそうにない。
(大宮担当 片村光博)
2018/07/14 13:32