仙台は12日、JFLのソニー仙台と40分×2本の練習試合を実施。2本合計5-1で勝利した。この試合でプレーしたのは、前日の天皇杯3回戦・大宮戦(1○0)に出場しなかったメンバーと、途中出場した3選手だった。
試合は開始10分に先制点を許したものの、2分後にCKからハーフナーが蹴りこんで同点に。14分には西村拓真のゴールが決まって逆転した。その後、29分の矢島慎也、39分の金久保順が加点し、1本目を4-1で終了。2本目はジャーメイン良のクロスから金久保のこの日2点目が決まり、1-0で終えた。
この試合で指揮を執った福永泰コーチは、「前日の試合に出られなかった悔しさがある選手たちが、『次は自分が』という思いとともに、前向きな試合をしてくれました」と総括。新戦力のハーフナーと矢島がゴールという結果を出したことにも「覚悟を持ってここ(仙台)にきた選手が大きな刺激になって、チーム内に新たな力を生み出します」と評価した。
1得点1アシストを記録したハーフナーは、「まずはこのチームの戦術を、試合をとおしてわかろうとしました」と適応に務め、その中で取ったゴールを「自分にとって大きかった」と喜んだ。リャン・ヨンギからのクロスをスライディングでつなぎ、金久保のゴールをアシストした場面(写真)は、「実は自分で蹴りこむつもりだったけれど、味方の点につながってよかった」とのこと。「もっとチームに馴染み、勝利に貢献したい」と前を向いた。
写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2018/07/12 18:33