長いJ2リーグ戦の折り返しとなる今節、山口は横浜FCと対戦する。16年まで横浜FC一筋だったMF小野瀬康介は「僕にとって特別なクラブ。対戦が楽しみ」と心待ちにしている。
昨季は厳しいシーズンを送った小野瀬だが、今季は霜田正浩監督の指導の下で攻守に躍動し、4月度のJ2リーグ月間MVPを初受賞するなど、現在キャリアハイの8ゴールを挙げている。
練習の紅白戦で小野瀬とマッチアップするMF鳥養祐矢は「ガムシャラに自分のプレースタイルを貫くタイプだったけど、最近は周りの選手を生かすプレーもできていて、チームのためにやってくれている」と成長ぶりを称賛。小野瀬自身も「結果はついてきているし、今季の前半(戦)だけで見れば決して悪くない」とポジティブだ。
古巣の横浜FCは強烈な個の力を有する。「相変わらず外国人選手が中心にいて、簡単な相手ではない」と警戒し、「レノファは誰か一人が頑張るチームじゃない。誰も手を抜かず、みんなでハードワークして、みんなで勝ちをもぎ取りたい」と話す小野瀬。「僕のゴールで勝てればうれしいし、狙います」と言いながらも、「しっかり判断して、パスを出したり、シュートしたりしたい」とチーム力で勝利を目指す。
過去の対戦で4戦全敗している横浜FCから初白星を挙げ、清々しくリーグ後半戦に突入したい。
写真:松原純
(山口担当 松原純)
2018/06/28 18:43