体調不良で不参加となった高木俊幸を除くトップチームの全選手が参加した(24日~26日はU-23の斧澤隼輝、茂木秀も加わる)沖縄キャンプ6日目。実質、キャンプ最終日となった26日は、その集大成となる紅白戦(30分×2本、20分)が行われた。
24日の紅白戦と同じ組み合わせで行われた一戦は、柿谷曜一朗に清武弘嗣、ソウザらで組むポゼッション能力に長けた選手を多く擁するビブなし組が、ボールを握って押し込む時間を多く作るも決め切れずにいると、堅守速攻を軸とするビブス組が、いずれも速攻から、2本目にヤン・ドンヒョン(アシストはサイドを突破した田中亜土夢)、3本目に田中亜土夢(アシストは裏に抜け出した杉本健勇)が得点を決めた。
途中、主審を務めた森島寛晃氏がPK判定を巡って選手から激しく抗議を受ける場面(森島氏はVARを要求)も。また、コンタクトプレーでは、その激しさゆえ、両チームが一触即発の事態になるなど非常に密度の濃い、結果にこだわった一戦となった。
試合を終えて帰りのバスに乗り込む前、選手会長の酒本憲幸にキャンプの総括を求めると、「見たら分かるでしょ。暑い、しんどい。これ(こんなに追い込むん)やったら、10連休いらんかった。ヤバい、ヤバい…」と、選手たちの声を代弁して(?)思わずぼやき節に。
「暑くて大変だったけど、充実したキャンプになった。また厳しい戦いが始まるし、(山口)蛍と(キム)ジンヒョンがいい形で合流できるように、僕たちもいい準備をしたい」とは清武。ユン・ジョンファン監督も、「一週間をよく過ごしたと思う。体力面も含め、後半戦に向けてのベース作りができた。有意義な一週間になった」と納得の様子でキャンプを振り返った。
26日の夜は、選手・スタッフによるBBQも行われ、逆転でのリーグ優勝を目指すシーズン後半戦へ向け、チーム全体の結束力を高めた。
写真:小田尚史
(C大阪担当 小田尚史)
2018/06/27 17:25