ともにJ1からの降格組であり、勝点24で並ぶチーム同士。元新潟の小塚和季や、元新潟U-18の監督であり、12年5月にトップチームの監督代行も務めた上野展裕氏の凱旋など、さまざまな因縁のある試合となる。
最もフレッシュな因縁は、渡邉新太と今津佑太。2人は昨季のインカレ王者・流通経済大の同期で、プロになり初めての対戦を迎えようとしている。渡邉新は「今津とは、大学1年生のときに入った流経大ドラゴンズから一緒で、そこからトップチーム(関東1部)に上がるタイミングも一緒。ずっと同じチームで仲良くしてきたから、楽しみです」と目を輝かせる。
ともにプロの舞台でも結果を出し、レギュラーを射止めたからこそ、かなう対決でもある。「今津はポテンシャルも高いし、大学のときから努力家だった。試合に出られているのも当たり前だと思う」と仲間の活躍を喜ぶ。
同じく同期のジャーメイン良(仙台)とは、ルヴァンカップのグループステージで対戦済み。FW同士ということもあり、どっちが得点を取れるか競う楽しみもあった。ただ今回は、FWとCBという関係上、複雑なところもある。「あいつには、こういうときはどこを狙うとか、特徴を全部分かられている。だから、あいつの側からはシュートに行きたくないですね」と苦笑いする。
それでも今節は新潟のホーム。「勝たないと。まずは1点!」。現在、河田篤秀とともにチーム得点王タイの5ゴールを量産中。3試合ぶりのゴールで勝利を目指す。
(新潟担当 野本桂子)
2018/06/19 19:57