山形の大卒ルーキー・北川柊斗が天皇杯2回戦・岐阜戦で延長戦を含む120分に出場。しかし疲れを見せずに、中3日で行われる今節(J2第18節)の千葉戦に強い出場意欲を見せた。
天皇杯では、開始早々にポストを叩くミドルシュートを放ったほか、延長直前に放ったシュートが相手のハンドを誘いPKを獲得。フェリペ・アウベスに合わせてクロスを上げるシーンもあり、「攻撃は悪くなかった」と振り返った。ただし、「守備のところで山岸(祐也)選手のヤツ、やられちゃったので。あそこは自分だった」と、後半にクロスから同点ゴールを決められたシーンを反省しつつも、「今までクロスのところでやられてなかったので、課題というか、新しい発見というか、学べたかなと思います」とポジティブに捉えていた。
大卒ルーキーの今季はリーグ戦10試合に出場し、うち8試合が先発。チームが[3-4-2-1]にフォーメーションを変更してからは不慣れなウイングバックを任されているが、積極的な仕掛けを生かしながら、第8節・愛媛戦ではプロ初ゴールも記録した。
シーズン折り返しまで残り4試合。「試合に出させてもらってるぶん、充実してるし、長いというよりは短い。もう、あっという間に過ぎました」とここまでを振り返ったが、「この『あっという間』というのは、逆に言えば、もっともっと結果を残さないといけない。でも出続けることもいいことかなと思うので、残り4試合と半分、全部出たいですね」と貪欲に出場を狙う意欲を見せていた。
今月24日には、母校・筑波大とのスペシャルマッチが予定されているが、これは前日のリーグ戦に先発しなかった選手が中心に出場することになる。北川ははっきりと「出たくないですね」と答えていた。
写真:佐藤円
(山形担当 佐藤円)
2018/06/09 15:21