リーグ戦中断期間のため自宅のあるオーストリアに一時帰国していた札幌のミシャことペトロヴィッチ監督が2日に再来日。3日の練習から指揮を執り、要所で大声を張り上げるなどいつもの雰囲気が宮の沢グラウンドに戻ってきた。練習前後にはあらためて選手、スタッフらと握手やハグを交わすなどミシャ流の明るいムード作りが行われた。
「選手やスタッフと久しぶりに会えてうれしかった。いいトレーニングができた」と練習後は満足気な表情。オーストリアの自宅では「久しぶりに妻や娘とゆっくり過ごすことができた」とし、ただし同時に、「帰国していると知った知人たちからたくさん連絡が届き、挨拶を交わすのが大変だった」と苦笑した。そして知人や友人たちからは北海道での生活について何度も質問されたそうで、「本当に素晴らしい場所だと伝えた」とのこと。北海道の知名度アップにも一役買った一時帰国となった様子だ。
今後のトレーニングについては「中断前の連戦中はトレーニングに時間が割けず、(開幕前の)キャンプで取り組んだプレーの中で質が下がってしまった箇所がある。例えば後方からのビルドアップなどがそれに該当するので、そこは着手したい。そして、トレーニングで使用するビブスの色も増えることでしょう」と話し、「チーム作りのセカンドステージが始まる」と締め括った。
(札幌担当 斉藤宏則)
2018/06/03 17:57