16日に行われルヴァンカップグループステージ第6節・神戸戦で移籍後初得点を挙げた鳥栖の安在和樹。得意とする左足からの強烈なミドルシュートで見事に神戸ゴールを射抜いた。しかし、本人は「数字が残せたことは素直にうれしいけど、あの展開(後半アディショナルタイムまで1-0でリード)だったので無失点で終えたかったし、勝ちたかった」と、個人の結果以上に土壇場の失点で勝利を逃したことのほうが悔しかったようだった。
東京Vから移籍加入初年度の今季は、ルヴァンカップでは5試合に先発しているが、リーグ戦での出場はまだない。それだけに「とにかく試合に出ないといけない。ここからいい方向に向かっていけばいい」と得点をきっかけにしようと、あらためて気を引き締めていた。
今節、対戦するFC東京は東京Vの下部組織育ちの安在にとっては意識する相手。「昔は『FC東京には負けんなよ』っていう教育も結構されました。結構、熱い戦いもやっていました」とライバルチームへの意識を抱えていた過去を振り返った。意識するライバルとの対戦でリーグ戦初出場なるか。左足という武器を見せるときを虎視眈々と安在は待っている。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2018/05/17 19:57