昨シーズンまで山形でプレーした川崎Fの鈴木雄斗が、第14節でJ1初出場、初ゴール、しかもしれが終了間際の決勝点という劇的な勝利の立役者となった。昨シーズンのチームメート、阪野豊史も「チャンス少ない中で点もとっていて、すごい」と感想を語った。
昨年は背番号が近いこともあり、クラブハウスのロッカーも隣同士。シャンプーを貸し借りするなど仲のいい間柄だった。ゴール後、早速、鈴木に祝福の連絡を入れたのはもちろんのこと、鈴木が試合に絡めず苦しんでいる時期も連絡を取り合っていたという。
その際、阪野は鈴木に対し、「ちゃんとやってないと後悔するからやっておいたほうがいいと思うし、出るために頑張ったほうがいいよ」と激励していたという。
阪野自身もプロ生活をスタートさせた浦和で、リーグ戦出場が1年目の9試合から2年目でゼロになった経験をしている。「自分がバリバリJ1で出ていてという感じだったら逆に言いづらいかもしれないけど」と自らの経験も交えて アドバイスしていたようだ。その上で、「ああやってチャンスをモノにできるのはすごいと思う」と今回の活躍を賞賛しながらも、「でもそれは過去なので、次、どんどん試合が来る中でもっと頑張ってほしいと思います」と親身のエールを送っていた。
文:佐藤円(エルゴラッソ山形担当)
(山形担当 佐藤円)
2018/05/16 19:02