
ウルグアイのプラサ・コロニアから京都へ期限付きで今季加入してきたマティアス・カセラスが、前節・山口戦で待望のJ初出場を果たした。そのことをわが事のように喜んでいる選手がいる。プラサ・コロニアからカセラスと同時に加入し、今季の全13試合に出場しているレンゾ・ロペスだ。
中盤の軸になると期待されていたカセラスだったが、ケガや結膜炎などのアクシデントが重なり、前節までの12試合は出場機会がない状況が続いていた。それだけに、「二人でプレーすることを楽しみにしていたし、一緒にグラウンドに立てたことはすごくうれしいです」と、ロペスは興奮気味に話す。
山口戦のカセラスは56分からの途中出場。二人がともにプレーしたのは30分少々の時間だけだったが、それでもDFの背後を狙うロペスにすかさずカセラスからパスが出たり、息の合ったところを感じさせるシーンはいくつか見せていた。
点取り屋のロペスと、パサーのカセラス。「何回かは覚えてないけど、もちろんマティアス(カセラス)からのパスでゴールを決めているよ」と振り返るように、ウルグアイ時代からあうんの呼吸ができあがっていたようだ。
「マティアスは自分の特長をよく知っているし、僕もマティアスがどこを見ているかはだいたい分かります。マティアスは中盤でボール奪取もできるし、パスも出せる。彼の力はチームに絶対に必要になってくると思います」。
ここまで、ロペスが挙げている今季の得点は4ゴール。しかし、二人のウルグアイ人が同時にピッチに立つ時間が長くなればなるだけ、ロペスの得点ペースが上向いていくことは間違いなさそうだ。
写真:川瀬太補
(京都担当 川瀬太補)
2018/05/10 17:48