東京Vの練習場に9日、秋葉忠宏U-19日本代表コーチが訪れた。現U-19世代の中心選手の一人である藤本寛也のチェックのほか、「(年代別の)代表選手がかなりいるので、どの監督さんも気にしていて、オーダーがあったので状態を見にきました」と、“協会スタッフ”としてU-21世代である井上潮音と渡辺皓太のチェックも兼ねていたことを明かした。
「まずは元気にやっていてよかった」と顔をほころばせた秋葉コーチは、続けて「ゲームにも出て鍛えられている。若い選手を使ってくれるクラブなので、僕らとしてはありがたいです。(プロ)1年目とか2年目ってなかなか試合に出られなくてゲーム感覚に苦しみますけど、彼らについては安心しました」と、いい収穫を得られたようだ。
井上や渡辺にとっては「寛也を見にきたのかな?」と特別に張り切るようなことはなかったようだが、自分たちもチェックの対象になっていたことを伝えると、「もちろんそっち(U-21代表)も頑張りたい。でも、まずはクラブで試合に出て結果を出す。それが大事だと思います」(井上)。現在、東京Vは開幕10試合負けなしから一転して3連敗中。この苦境を自らの活躍で脱することが、彼らにとって最大のアピールになるはずだ。
(東京V担当 芥川和久)
2018/05/10 17:37