明治安田J2第10節におけるDAZN週間ベストプレーヤーに、山口から藤嶋栄介ら3人が選出された。藤嶋の好セーブはDAZN週間ベスト5セーブで1・4・5位にも選ばれた。
藤嶋は、この快挙について「3つもランクインするのはやりすぎだろと思いましたけど(笑)、評価されるのは良いことなのでありがたい。よかったです」と目を細めて喜んだが、「失点は続いている。改善しないといけない」と慢心せず、今週も練習で汗を流している。
1月に鳥栖から契約満了が発表され、すぐには所属チームが決まらなかった藤嶋。山口に加入後は持ち前の身体能力の高さを見せて守護神の座を獲得し、今季は全試合に出場している。胸にはチームへの感謝と恩返しの気持ちがあるという。
ピッチに立ちながら「トレーニングマッチでは経験できない試合の緊張感の中で、今までより視野が広がってきている。事前にどこが危険か察知したり、事前のコーチングで危険を潰したりといった能力が少しずつ上がってきているように思う」と成長を実感し、「試合に出て結果も出ているのでやりがいがある」と充実の表情を浮かべている。
山口は上位をキープして、今節は3試合ぶりのホーム戦に臨む。「自分たちのミスが2つ3つ重なると失点につながる。若いチームだが、後ろにはツボさん(坪井慶介)や(渡辺)広大くん、僕も含めてJ1経験がある選手がいるので、そういうところをなくしていかないといけない」と気持ちを引き締め、今季3度目の完封勝利を目指す。
写真:松原純
(山口担当 松原純)
2018/04/27 13:50