仙台のDF板倉滉が、長期離脱から早くも全体練習に復帰。そればかりか、21日の明治安田J1第9節・磐田戦に出場する可能性も高くなった。
今季、川崎Fから期限付き移籍で仙台に加わった板倉は、2月25日のJ1第1節・柏戦(1○0)から先発メンバーに名を連ねて活躍。柏戦では決勝点となるJ1初ゴールも決めた。しかし3月14日のJリーグYBCルヴァンカップ第2節・横浜FM戦(0△0)で右足首の靱帯を損傷し、全治約7週間の診断が下されていた。
ところが板倉は驚異的な回復を見せ、今週から全体練習に完全合流。磐田戦の前日である20日には、全メニューをこなした。セットプレー練習では見事なヘディングシュートを決め、紅白戦では激しい守備や果敢な攻撃参加を見せるところまでコンディションを上げている。
当初の診断より2週間も早い練習の復帰に、板倉はメディカルスタッフに感謝しつつ「『早く復帰したい』という思いがリハビリを早めたのかもしれません」と表情を明るくした。渡邉晋監督もそれを知ってか知らずか「『一日でも早くピッチに立ちたい』という思いがそうさせたんじゃないですか」と目を細めた。
14日のJ1第8節・川崎F戦で痛んだ平岡康裕がまだ全体練習に戻っていないこともあり、板倉には磐田戦のベンチ入りだけでなく試合出場の可能性も高くなった。驚異的な回復を見せる板倉は、磐田戦で勝利するための切り札となるか。
写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2018/04/20 17:14