前節の明治安田J1第7節の川崎F戦で、記念すべきJ1リーグ初ゴールを決めた福満隆貴。高校を卒業後、10年から九州リーグでプレー。地域リーグでのプレー後、JFL、J3、J2、J1と昇格していく過程において、すべてのカテゴリーで得点を奪った史上初の選手となった。
13日の練習後、あらためてJ1リーグでの初得点について振り返ってもらうと、「地域リーグから一つずつカテゴリーを上げていって、J1でも点が取れたことは素直にうれしいです。ここまで長かったけど、サッカーをやってきてよかったなと思います」と喜びを口にした。
もっとも、地域リーグ時代から一つ、一つ、目標を達成してきた彼にとって、現状もあくまで通過点。「(地域リーグ時代から)Jリーガーになりたいという気持ちは持っていたし、テレビで見ながら、自分もああいうピッチに立ちたいと思っていた。実際に立ってゴールを決めることができたことは、素直に喜んでいいと思う」としつつ、「ここで満足したら成長はない。満足せずに、新たな気持ちで、もっともっと点を取りたい。今度はJ1で5点、10点、レギュラーを取る、というところを目標にやっていきたい」とさらなる高みを見据えた。
今後も過密日程が続く戦いにおいて、福満の台頭はチームにとっても、大きな力となる。
(C大阪担当 小田尚史)
2018/04/13 21:08