今節、愛媛は敵地で讃岐との『北四国決戦』に臨む。愛媛のエース・河原和寿は低迷を続けるチームの順位を引き上げる活躍を目指すとともに、ピッチで対峙するであろう元チームメート、パク・チャニョンとの対決に向けても気持ちを込めた。
今季讃岐に完全移籍し、ここまで全試合にフル出場を果たしているパク・チャニョンだが、16年まで2シーズンを過ごした愛媛では多くの出場機会を得られていなかった。
しかし、河原は「愛媛にいるときからチャニョンは日本人にない高い能力があると感じていた。アイツが自信をもって試合に出続けることになれば、すごくいい選手になると思っていた」とかねてからポテンシャルの高さを認めていた。ただ、期待値の高さゆえに当時は日々の練習でチームメートから厳しい要求の声が飛び、「チャニョンは僕のことを怖い人だと思っているかも」と河原自身が叱責する場面も度々あった。
だからこそ、河原は「いま、チャニョンが讃岐で守備の核になっていてうれしい」と大きく成長した姿を喜ぶが、その感情と勝負は別物。「チャニョンのいいところも悪いところもしっかり理解をしている。しっかりスキを突き、1対1の対戦を楽しみたい」と、容赦なく元チームメートへ襲いかかり、チームを勝利に導くゴールを誓った。
(愛媛担当 松本隆志)
2018/04/12 18:12