11日に開催されるJ2第3節・岡山戦に向けて、片野坂知宏監督が、母校・鹿児島実業高の後輩であるFW赤嶺真吾と対戦する。
赤嶺とはG大阪でもコーチと選手としてともに戦った仲。「真面目でいいヤツ。ガンバではなかなかチャンスが巡ってこずに苦しんでいたが、岡山ではチームに貢献して頑張っている。前線で起点を作れるしスペースを使うのもうまい。使われ方次第で生きる賢い選手」と、警戒を怠らない。
その赤嶺と2シャドーを組むのが、14年に大分でプレーしたMF伊藤大介。今季はDF増田繁人、MF末吉隼也と、かつて大分でチームメートだったメンバーが加入して、対戦が楽しみになった。また、岡山の守護神・一森純は、大分DF福森直也の関西学院大の先輩。「いいGKだが得点を奪いたい」と、セットプレーからの得点機を狙っている。
そして高卒ルーキーながら2戦先発、前節の栃木戦ではプロ初ゴールも決めたDF阿部海大は、大分県杵築市出身。名門クラブ・スマイスセレソンのOBで、東福岡高時代にはプレミアリーグなどで大分U-18と対戦し、その躍動する姿を見せてきた。プロとなって初の対戦を楽しみにしている大分のファンも多い。
J1昇格争いのライバルとして、無失点2連勝中の岡山の勢いは止めておきたいところ。DF後藤圭太と“後藤ダービー”を演じることになりそうなFW後藤優介は「あっちの後藤に負けないように頑張ります」と活躍を誓った。
写真:ひぐらしひなつ
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2018/03/10 12:11