今週に実地された紅白戦にて、大木武監督は前節・福岡戦に先発した3トップ(左から古橋享梧、山岸祐也、薮内健人)から変更を施した。新たに構成された3トップは、左から田中パウロ淳一、古橋、島村拓弥という顔ぶれ。個人技やドルブルのキレに特徴のある前線の新布陣で、スピード感あふれる人選となった。
「中央でのプレーは初めて。裏に抜けていくプレーが多くなるかもしれない」と古橋。通常左サイドで攻撃の起点作りを担う2年目のスピードスターは、新たなポジションでのプレーに士気を上げる。
前節は出場なく終わったが、今節はスタメンとしての出場機会が訪れそうな田中は、「僕が出場したら勝てる、とサポーターに思ってもらえるようなプレーがしたい」とホーム開幕戦となる今節に向けて力強く意気込みを語った。
守備時は前線からのプレッシャーの強度、攻撃時は「背中を取る(相手最終ラインの裏をとる)動き」(古橋)がチームパフォーマンス向上のカギを握る岐阜。新たに構成された3トップが、チームに今季初勝利を呼び込むか。
(岐阜担当 岩波陽平)
2018/03/02 14:41