26日、田川亨介がプロとして初めて迎える地元での試合を前に心境を語った。
Jリーグでの出生地登録は鹿児島県になっているが田川にとって実際に地元と呼べるのは幼いころから育った場所である長崎県諫早市。長崎が本拠地として使用しているトランス・コスモススタジアム長崎がある場所だ。昨年、長崎がJ1昇格を決めた際にも「めっちゃ応援していた。地元にJ1のクラブが誕生したことがうれしい」と喜んでいた。実家からトラスタまでは約30分ほどの距離にあるそうで。、高校生のときには実際に当時J2だった長崎の試合を観戦したこともあるそうだ。
長崎がJ1に昇格したことで地元でプレーする機会を得ることになったが、「地元の人たちが見にくるという連絡もきたし、そのおかげでテンションも上がる。すごく楽しみにしている」とすでに気持ちは高まっている。開幕戦では2018年のJ1ファーストゴールを記録したが、後半にチームが失速した際に貢献を見せることができなかった点を課題に挙げており、「前節の後半のように苦しい時間帯に前にどんどん仕掛けてラインを少しでも押し上げることに自分が貢献できればチームも助けられる」と改善を期している。
地元への思いは少なからず持っているようで、以前には「(サッカー選手としての現役を)終えるときは地元で終わりたいと思っている」と笑顔で話したこともあるが、19歳の田川にとってはまだまだそれも先のこと。地元で初めてプレーできる喜びを胸に、3月3日は鳥栖のために全力で勝利を目指していく。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2018/02/27 07:30