C大阪は21日にFCソウルから期限付き移籍でオスマルが加入することを発表。その記者会見が22日に大阪市内で行われた。
会見の冒頭、大熊清チーム統括部長が、「セレッソ大阪がさらに飛躍していくために、いろいろと選手をリストアップしている中で、ユンさん(尹晶煥監督)が今年求めている、『ボールを保持して、攻守で主導権を握るアグレッシブなサッカー』をしていくために、そして、常勝チームになるために、プラスになる選手だと考えた」と獲得理由を説明した。リーグ戦とACLを並行して戦う今季。2チームぶんの戦力を保持する狙いのもと、ボランチについては、「少し足りない」というチームの共通認識もあった上で、パスを出せてCBもこなせる彼に白羽の矢が立った。
現在、C大阪にはすでに、Jリーグ提携国枠のタイを除くと、Jリーグに登録できる人数いっぱいの5人の外国籍選手がいるが、今回のオスマル加入に伴い、左手の負傷により離脱中のリカルド・サントスは登録されない運びとなった。「(サントスが復帰まで)しばらくかかり、復帰するころには(ロシアW杯による)中断期間になってしまう」(大熊清チーム統括部長)ということで、今回の決断に至ったという。サントスの今後については、「リカ(リカルド・サントス)に対するリスペクトはある。彼とも何度も面談しているし、まずはケガを治してから」と話すにとどめた。
オスマルは22日の全体練習にも参加。8対8のゲーム形式ではフリーマンとして軽快なボールさばきを見せるなど、ボランチでの配給役として期待は高まる。「質の高いパス、ポジショニングが自分の持ち味。タイや韓国でもタイトルを獲ってきた。日本でもタイトル獲得に貢献したい」と話すオスマル。登録の関係上、Jリーグデビューはもうしばらく先になる見込みだが、昨季、国内二冠を達成したクラブに頼もしい戦力が加わった。
(C大阪担当 小田尚史)
2018/02/22 19:21