J2・4年目のシーズンに挑む金沢が、昨季とは段違いの仕上がり具合を見せている。オフ明けの21日、2部練習を終えた柳下正明監督は「去年のいまごろと比べてまったく違う。去年の終わりごろよりもチーム力が上がっている」と話す。
昨季はオフの監督交代によりサッカーが変わり、新たな土台構築に時間を要した事情もある。柳下体制2年目を迎える今季は、主力のほとんどがチームに残った上で、MF清原翔平が復帰するなど新戦力を補強し、継続性は十分。選手たちも自信を漂わせており、開幕・愛媛戦への期待は高まる。
「(開幕して)1試合、2試合でいい結果が出ると、また自信をもってやれる。修正するポイントが出てきてもスムーズに解決されていくと思う。なかなか結果が出ないと、『こういうところを修正しないとダメだよ』と言っても(頭に)入っていかない場合もある」と柳下監督。幸先よくスタートを切り、自信を深められるか。
(金沢担当 野中拓也)
2018/02/22 07:00