1日、新潟は聖籠町のクラブハウスで、2017シーズン最後の全体練習を終えた。この日は別メニュー調整中の選手も含め、全員がピッチに立ち2タッチゲームを行った。すでに退団が発表されている成岡翔が2得点を挙げるなど、多くのゴールシーンが生まれ、見学に訪れた約60人のサポーターをわかせた。
15分ハーフの試合。最後に得点を決めたのは、今季で引退を決めた本間勲だった。主将・大野和成からのラストパスを受けてこの日2点目を押し込むと、選手たちが駆け寄り、歓喜の輪ができた。本間は「みんながだいぶ気を使ってくれて」と恐縮しつつ、「最後の練習は楽しくできた」と笑顔を見せた。
引退試合となる2日の第34節・C大阪戦は、呂比須ワグナー監督が「できればピッチで終わらせてあげたい」と話しており、リーグ戦8試合ぶりのベンチ入りが濃厚だ。
本間はこの試合に向けて「特別なプレーをするわけじゃなく、状況に応じて、チームの一員としてやらなきゃいけないことをやる。僕にとっては最後の試合だけれど、みんなにとっては続いていく。いつも通りの感じで、チームのためにしっかりやりたい」とコメント。オレンジのユニフォームでピッチに立つときがきたら、いつも通り、正確な状況判断とパスさばき、最後まで泥臭く戦う姿勢を見せてくれるはずだ。
写真:野本桂子
(新潟担当 野本桂子)
2017/12/02 07:34