28日、新潟は聖籠町のクラブハウスで、今季限りで現役引退を発表した本間勲の報道対応を行った。本間は冒頭のあいさつで「18年間たくさんの方々に応援していただき、ここまでプレーできました。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。
本間は新潟県胎内市出身。地元の中条中学校から習志野高校へ進み、卒業後の2000年にアルビレックス新潟へ加入。ボランチとして活躍し、08年からゲームキャプテン、10年からチームキャプテンを務めた。地元出身で新潟一筋の本間は、ミスターアルビレックスと呼ばれ、サポーターに愛された。「そこまでの選手じゃないのにと思いましたけど、うれしかった。その言葉に負けないようにやらなきゃと思っていました」と、日々の練習から、新潟らしくひたむきに全力でプレーする姿を見せ続けた。
14年8月に、出場機会を求めて栃木SCへ期限付き移籍し、15年に完全移籍。今季、約2年半ぶりに新潟へ復帰した。今季のリーグ戦は途中出場4試合のみ。「幸せなことに、大きなけがもなく1年間プレーができたが、チームが苦しい中、力になれなかった。お世話になったクラブで引退できるのが一番いいと考えた」と、今回の決断にいたった。
現役生活は残り4日。引退セレモニーも行われる最終節・C大阪戦に向け、「メンバーに入れるようにアピールしていきたい。しっかりとした競争の中で、高め合いながらやっていければ」とコメント。最後まで、プロとして全力でプレーする。
(新潟担当 野本桂子)
2017/11/29 10:06