
19日に行われるJ2第42節・松本戦は、今季の京都に残された最後の公式戦。そんな松本のホーム・アルウィンが舞台となるこの一戦を、一際特別視している選手がいる。「シーズンの日程が出たとき、まず『アウェイの松本はどこかな?』って探しましたから」と笑うDF麻田将吾だ。
京都U-18から今季トップ昇格した麻田だが、出身地は松本と同じ長野県の安曇野市。松本戦は、プロになって初めてとなる長野県で行われるゲームだ。故郷に錦を飾りたいという思いは強い。
「長野の人も僕がプロになったことをちゃんと知ってくれていて、祝ってくれる人が多かったです。その人たちにプロになった姿をしっかり見せなきゃいけない。ホームの松本戦はメンバーに入れなかったので、次こそ入らないと。この1週間で自分に何か大きな変化が起こることはないけど、やる気はいつにも増して出ています。何とかメンバーに入りたい」
また偶然ながら、19日にはもう1試合、麻田にとって大事な試合が長野県で予定されている。後輩である京都U-18の選手たちがタイトルを懸けてG大阪ユースと戦うJユースカップ決勝(長野Uスタジアム)だ。
「自分としては、(昨年のJユースカップ準決勝で敗れた)FC東京に一回でも勝ってほしいと思っていたけど、それは(今年の京都U-18が準々決勝で)やってくれました。あとはもう、素直に『優勝してほしい』と思っています」と、松本戦の開始3時間前にキックオフされるU-18の試合の行方も、やはり気になっている様子。
今年の京都U-18はフルコートの3対3などハードなトレーニングで鍛え上げられてきたが、麻田も今季開幕前にその厳しい練習を体験したそう。その経験を振り返り、「とんでもない練習(笑)。あれをやっていれば、結果は出るだろうなと思います」と、後輩たちの戴冠に太鼓判を押している。
写真:川瀬太補
(京都担当 川瀬太補)
2017/11/16 07:00