【写真】練習試合で得点を挙げた大槻周平(左)と安井拓也(右)
J1のリーグ戦再開を18日に控える中、神戸は11日に関西1部のアルテリーヴォ和歌山(40分×2本)との練習試合を行い、翌12日は関西ステップアップリーグで関西学生選抜(45分×2本)と対戦した。
11日の和歌山戦では、36分に大槻周平が先制ゴールを挙げ、48分に大森晃太郎が個人技からゴール。79分には藤田直之の右CKをニウトンが頭で合わせ、3-1で勝利した。
この試合で左サイドハーフのポジションを務めた渡邉千真は「中に入って足元で受けたり、縦の突破を狙ったり。相手と駆け引きすることを意識した」とプレーイメージに言及し、スルーパスで大槻の先制弾をお膳立て。ただ、内容面において満足感はないようで、「自分自身も得点が欲しかったし、全体的にあまり良くなかった。もっとやれるようにしていかないと」と反省点を振り返っていた。
12日は関西学生選抜とのトレーニングマッチだったが1-2で敗戦。49分にPKで失点したあと、68分に左SB山口真司のパスをMF安井拓也がダイレクトで合わせて同点としたものの、最後は突き放された。ボランチで出場したMF松下佳貴は苦い表情で試合を振り返りつつ、「これからは総力戦だし、サブ組が盛り上げていかないと。うまく切り替えて来週からの練習に臨みたい」と良い教訓にしたい気持ちを語った。
また、この試合では負傷離脱から戻り、全体練習に合流していた中坂勇哉も実戦復帰。ゲーム勘に物足りなさを感じたようだが、「試合に出場できたことは収穫」とコメント。その上で、「残り試合は少ないので、少しでも多くの試合に絡みたい。そのためにはメンバー入りしないといけないし、厳しい戦いになるけど頑張りたい」と、第32節・広島戦へ向けたトレーニングに照準を合わせていた。
(神戸担当 小野慶太)
2017/11/12 19:57