前節・山形戦(1△1)で90分に出場し、直後に胸トラップしポストプレーでカウンターの起点となって、センターサークル付近からゴール前まで駆け上がると、こぼれ球を押し込んで貴重な同点弾を挙げた大津耀誠。
今季はなかなか出場機会に恵まれず、今季初めてメンバー入りした明治安田J2第23節・愛媛戦(2△2)で先発。その試合で26分に美しいトラップでフィードを収めると、落ち着いてゴールに流し込み先制点を奪った。続く同第25節・讃岐戦(1◯0)では68分からピッチに立ち、77分に鈴木惇との見事な連係プレーから決勝点。
トータルで100分ほどの出場時間で3得点もまずまずの結果だが、それがいずれも勝ち点を得るゴールであったことも特筆すべきトピックだ。そのラッキーボーイぶりもさることながら、「短い時間で結果を出さなくてはすぐに次の試合でまたメンバー外になってしまう」という危機感が、大津のポテンシャルを引き出しているらしい。
今節は徳島戦。愛媛、讃岐に続き四国のチームからの得点コンプリートが期待される。大津自身も「試合に出ることができたら、C大阪アカデミーの後輩・前川大河に負けられない」とモチベーションを高めている。
写真:ひぐらしひなつ
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2017/11/10 18:32