ホーム最終戦前日、チームは長崎市内で約1時間の練習を実施。セットプレーの確認を行い、讃岐戦への準備を終えた。しかし、練習後、選手やスタッフがどこかソワソワした様子。というのも、12日に誕生日を迎える高木琢也監督の誕生日祝いを計画しており、実行に移すタイミングを見計らっていたためだ。
高木監督と同郷である吉岡雅和がケーキプレゼンターを務め、チームでバースデーソングを歌い、高木監督の誕生日を和やかにお祝い。しかし、これで当然、終わるはずもなく、そのあとは小麦粉とウォーターシャワーで指揮官を手荒い形で祝福した。選手が誕生日を迎えると手作りでケーキ(ぶつける用)を用意したり、サプライズ映像を作成し、ミーティングの際に流すなどしてきた指揮官にお礼とばかりに激しい誕生日祝い。練習場のいたるところで笑顔がはじけていた。最後には粉まみれになった指揮官を中心に、チーム全員で記念撮影も行われた。
49歳最後の日に讃岐戦を迎える高木監督に、昇格決定という最高のプレゼントは届くのか。それは神のみぞ知るところだが、ホーム最終戦を前に今季のチームの一体感の強さをあらためて感じられる光景となっていた。
写真:杉山文宣
(長崎担当 藤原裕久)
2017/11/10 18:21