仙台のFWクリスランが、“得点王”となったJリーグYBCルヴァンカップを振り返った。
C大阪の初優勝で幕を閉じた17年のルヴァンカップで、クラブ初のベスト4進出を果たした仙台からは西村拓真がニューヒーロー賞に初めて選出された。そしてもう一人、公式に表彰されるわけではないが、今大会でトップの記録を残した選手がいる。それがクリスランで、グループステージで3点、ノックアウトステージ(準決勝)で2点の、合計5得点。最終的に得点ランキングトップで大会を終えた。
“得点王”となったことについて、クリスラン本人は「難しい試合が多いこの大会で得点王になれたことは大きなこと」と喜んだ反面、「準決勝(・川崎F戦)は、2戦とおして勝てた試合だったと思うので、悔しさも残っている」と、複雑な心境でもあった。「いろいろな選手が出て、そこ(準決勝)まで結果を出すことができた。チームが自信をつけられた大会だったと思う」と振り返った。
決勝戦があった4日は、クラブのふれ合いイベントでサポーターにカレーを振る舞ってトークを楽しんだが、帰宅後に決勝戦の録画を視聴したという。
「川崎Fがやっていたサッカーは、勝っていてもおかしくない内容だった。でも、C大阪の堅い守備が上回った試合だった」という感想とともに、「最後にソウザ選手がゴールを決めて勝ったことがうれしかった」と、Jリーグ入りを前に日本の情報を教えてくれた友人の活躍を喜んだ。
写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2017/11/07 17:21