長崎のMF澤田崇が、地元凱旋を心待ちにしている。
今節、熊本との“バトルオブ九州”を戦う長崎。熊本県菊池郡菊陽町出身の澤田にとっては、まさに地元での試合となる。えがお健康スタジアムは「小さいときからあのスタジアムで試合をやっていたので楽しみだし、アウェイというふうには感じないのかなと思います」と話すように、むしろ、地元でのプレーを心待ちにしている様子だった。
熊本でプロ生活をスタートさせた澤田だが、古巣というだけでなく、熊本には澤田にとって縁のある人物が多い。FW巻誠一郎やMF黒木晃平など大津高の先輩もいれば、DF園田拓也、FWアン・ビョンジュンなど中央大の先輩もいる。そして何より、熊本を今季途中から率いている池谷友良監督もまた、「(中央)大学の大先輩」にあたる。
澤田が熊本に在籍していたとき、池谷監督は代表取締役社長という立場だったが、「かわいがってもらったし、良くしてもらった」と澤田も振り返るように、大先輩から気にかけてもらっていたようだ。
「大学のとき、試合を観に来てくれたりもしたし、そこから良くしてもらっているので会えるのは楽しみです」
監督となった大先輩とのピッチ上での再会。それは澤田にとって良いモチベーションとなるはずだ。
(長崎担当 杉山文宣)
2017/10/25 19:03