全国的に気温が低下し、甲信越地方も冷え込んだが、大分がJ2第38節・松本戦に向けてアウェイへと移動する20日には、幸い、その寒さもやわらいだ。
現在9位の大分。プレーオフ圏の6位とは勝ち点3差でJ1昇格争いを狙える位置につけており、今節は5位との直接対決とあって選手たちのモチベーションも高い。DF福森直也も「思い切ってこの状況を楽しめれば、相手より良いサッカーが出来るのではないか」と士気を高める。
実は福森が大卒ルーキーだった15年、同じ左利きのCB・SBとしてレギュラーで出場していたのは、16年から松本でプレーする安川有だった。今節は第11節にホームで対戦して以来の対面となる。同期の鈴木義宜が主力として出場を続ける一方で試合に絡めずにいた福森のプロ1年目は、自身の精神力との戦いの日々でもあった。
「成長した自分をぶつけたい。1年目との違いを見せたいと思う」。今季4得点を挙げている安川に負けないよう、鈴木義とともに、得点も狙う。
写真:ひぐらしひなつ
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2017/10/20 17:29