第27節・浦和戦では2得点、第28節・鹿島戦では決勝点のアシストとここ最近、飛ぶ鳥を落とす勢いだった田川亨介が、前節・C大阪戦では見せ場を作れなかった。「ほとんど何もしていないし、自分の持ち味も出せなかったというのが正直な感想。悔しい」と、本人も自身の出来には納得できていない様子だった。
「自分の長所が通用するのは分かっている。あとはそれ以外の部分をレベルアップしていかないといけない」と自身の課題をとらえ、居残り練習に励むなど努力は重ねている。それでも、あらためてC大阪戦では課題の部分を突きつけられた格好だ。
田川自身、残りのリーグ戦での目標を「リーグ通算で最低でも5得点」と設定している。現在、3得点であり最低でも2得点の上積みが目標達成には必要。浦和戦、鹿島戦での活躍が勢いだけではなかったと証明するためにも、週末に控える神戸戦は田川にとって重要な試合となるだろう。
また、18日にはAFC U-19選手権2018予選に臨むU-18日本代表にも選出された。この世代の立ち上げとなった合宿の際には影山雅永監督から「違いを見せてくれ」とハッパをかけられているだけに、代表合流までのリーグ戦2試合で弾みをつけたいところだ。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2017/10/20 13:53