クリスランが川崎F戦との“再戦”に向け、ゴールへの意欲を燃やしている。
仙台は先週の4日と8日に川崎FとJリーグYBCルヴァンカップ準決勝を戦い、第1戦は3-2で勝利したが、第2戦は1-3で敗れ、決勝進出はならなかった。その2戦とも先発出場したクリスランは、ホームでの第1戦は2ゴールを決めて勝利に貢献したが、アウェイでの第2戦では得点できず、チームとともに涙を飲んだ。「厳しい展開だったし、フィジカル面での負担が大きかった試合でした」と本人が振り返ったように、第1戦の途中で右内転筋に違和感を覚えて途中交代したが、中3日で回復させて第2戦でフル出場と奮戦しただけに、悔しさが募る結果となった。
クリスランは11日は大事をとって治療に専念したが、12日は全体練習に復帰してプレー。「週末のゲームに行くための準備は進めています」と、コンディションを上げて14日の明治安田J1第29節の出場を目指す。
ここでの相手となるのは、またしても川崎F。「自分も、川崎F守備陣の特徴やスキを先週の2回の対戦で分かってきました。逆に、相手のほうもこちらの特徴を分かって、僕のスピードや、裏に抜ける動きを嫌がって止めようとしてくるはず」と、この“再戦”を展望する。「第1戦では最初の5分間だけでシュートを3本打てたように、相手を上回る時間も作れました。そのときのように、しっかり相手にプレッシャーを掛けたい」というクリスランは、今度は敵地・等々力陸上競技場でのゴールを狙う。
(※写真でクリスランが着用しているのは、近日発売予定のクラブ公式グッズのキャップ)
(仙台担当 板垣晴朗)
2017/10/12 19:48