“タイのメッシ”ことタイ代表MFチャナティップが、リーグ戦の残り6試合に向けて「絶対にザンリュウしたい」と、あらためて強い意気込みを口にした。
ミャンマー代表、ケニア代表と対戦する国際親善試合のタイ代表メンバーに選出され、先月29日の広島戦後にチームを離れた。しかし、代表チームと合流し試合が行われるミャンマーに到着したところで発熱が判明し、「38℃まで熱が上がってしまった」とチャナティップ。その後、ただちにタイに戻って4日間の入院を余儀なくされたとのことだ。奇しくもその間に24回目の誕生日を迎える形となってしまったが、「仕方がないですね」と苦笑した。
ただし、そのぶんリーグ戦の残り試合に向けた気合いは高まっている。発熱と同時に右太もも裏の張りも抱えていたが、日本に帰国してからMRI検査を行ったところ異常のないことが判明。週末に行われる今節・柏戦に向けてコンディションが不安視されるところではあるが、「確かに7日間も休んでしまったけど、ここからしっかり状態を上げていく」と本人は力強い。
発熱時は「喉が痛くて、しっかりとした食事が摂れなかった」が、完治したことで「おいしいジンギスカンを食べてパワーもつけます!」とも。J1残留を懸けた厳しい戦いの最中に身を置くが、“タイのメッシ”は自らの足で重圧をはね返し、チームの目標達成に貢献してみせる。
(札幌担当 斉藤宏則)
2017/10/11 17:58